1987年に設立された『株式会社 基礎建設コンサルタント』。海岸や港湾・道路・橋梁・下水道など、暮らしを基礎から支えるインフラの計画・調査・設計を担い、地質調査や地形・線路の測量まで幅広く手がけている。
徳島県を拠点に事業を展開しながら、2024年1月の能登半島地震を契機に石川県へ北陸支社を開設。災害復興支援にも力を注ぎ、日常と非常の両面から社会基盤を支えている。
地質調査分野では、海上で地層を調べる“海上ボーリング” を実施できる県内で数少ない企業の一つだ。万代地区、津田地区などで調査を実施し、徳島県内のほぼ全域にわたる実績を重ねてきた。こうした専門技術は、被災地での調査にも生かされている。
北陸支社で半年にわたり復興支援に携わったという技術部技術一課の佐野 波輝さん(26歳)は、現地で地質調査のボーリング作業を担当していたという。徳島とは異なる地層や環境に戸惑う場面もあったが、複雑な徳島の地盤を扱ってきた経験が現場で力を発揮したそうだ。
こうした現場で培われる経験は、設計分野にも生かされている。港湾・漁港・海岸など水に関わる調査や設計を担当する建設部設計二課の森本 遼さん(30歳)は、「漁港の設計では、実際に利用する方々の声を直接聞けることがやりがいです」と笑顔を見せる。
費用面とのバランスを考慮しながら現場の声を設計に反映させる姿勢が、より良いインフラ整備へとつながっているのだろう。
大学時代に同社のインターンシップに参加し、社内の雰囲気に惹かれそのまま入社したという森本 遼さん。
建設部設計二課の森本 遼さん(30歳)
会社全体で若手を育て技術に繋げる
「先輩社員や社長とも距離が近く、相談しやすい環境です」と笑顔を見せるのは、設計部設計一課の武村 将宏さん(28歳)。これまで携わった水路の補修・更新工事では、老朽化した水路を撤去する際に道路へ亀裂が入るという想定外の事態もあった。
補修方法に悩みながらも先輩社員の助言を受け無事に工事を終えた経験は、周囲の支えがあったからこそ乗り越えられたという。
入社6年目の武村 将宏さん。海岸や道路等の設計や点検など幅広く業務を担当している。
若手の声が届く社風も同社の特徴だ。休憩スペースに設置されたカップラーメンは、若手社員の提案から実現したという。すべての社員の意見にも耳を傾ける姿勢が風通しの良い職場づくりにつながっている。
さらに、資格取得支援制度や社内自販機の割引販売、年に1回の社員旅行など福利厚生も充実している。社内にはゴルフ部もあり、会社から活動費が支給されるなど、部署を超えた交流を後押しする取り組みも行われている。
山の落石対策や橋梁点検などの業務を担当する設計部設計三課の津曲 圭史郎さん(30歳)は、専門性が重視される業界だからこそ資格取得にも意欲を見せる。
「将来は自分が主導となって現場をまとめていきたい」と熱意を語り、資格取得支援制度も後押しとなり、さらなるステップアップを目指している。 確かな技術力と人を育てる風土を礎に、基礎建設コンサルタントはこれからも日常と非常の両面から地域の安心と未来を築いていく。