「ふるさとに在り、ふるさとの未来を想う」。それぞれの中にある故郷の地に心をおき、未来を見据えてどこへ向かうのか、そんな想いを社是に込めて地域とともに歩んできたのが『ニタコンサルタント株式会社』だ。
1954年に土木建設業として創業し、従来の枠にとらわれない総合コンサルタントとして社会資本整備に必要な調査・測量・環境・情報・計画・設計等の技術を提供。刻々と変化する地域社会のニーズに向き合い、挑戦と革新を続けながら未来の礎をカタチにしてきた。
道路や橋梁、トンネル・河川・ 港湾・漁港・農業土木などの社会基盤を支える設計や点検・維持管理サービスをはじめ、防災や環境・まちづくりなど将来の地域計画の策定支援や災害リスク評価、ハザードマップ作成などその事業は多岐にわたる。
独自に新たな分野にも取り組み、ドローン空撮映像や4Kカメラ撮影などの自社設備を用いた広報・映像制作サービスなども提供。防災や環境コンサルタント技術者と連携し、各種の啓発用VRコンテンツの制作や工事記録映像、お祭りなど地域の伝統的な活動まで広報・映像制作を行っているそうだ。
日常生活に欠かせない交通基盤の整備や点検、実際に現地を歩いて地層・岩石の露出を観察・記録する基本的な地質調査など、幅広いビジネスフィールドを持つ。
挑戦と革新の歴史を支えてきたのは、たゆまぬ最先端の技術と知識の探求があればこそ。大学や学会などのアカデミーとも密接に連携し、業界に先駆けて最新技術を導入し運用してきた。
例えば2020年に導入した港湾などで行われるROV(水中ドローン)での調査や点検もそのひとつ。水中部の映像をオペレーターがリアルタイムで確認しながら操作することで、水中構造物の劣化損傷状況や生物の生息状況を撮影記録するという。
従来は潜水士が行っていた危険な作業も容易になり、簡易な試料サンプリングなども安全に行うことができるそうだ。
水中ドローンを導入・運用することで機能性と適用可能範囲が拡大。
作業範囲は最大水深150m、最大半径200mに広がったという。
用途に応じてオーダーメイドによる業務支援・システム構築サービスも提供。
解析ソフトなども自社で開発し全国で運用されている。
豊かな社会づくりと人材育成の使命
代表の安藝 浩資社長は「地域の建設コンサルタントに求められているのは、つねに新しい技術を取り入れて社会のニーズに対応していくこと」だと話す。
“地域の安全安心と豊かな社会づくりを支え、地域を最良のカタチで次の時代につなぐ”という経営理念を掲げ、防災においても「南海トラフ地震に備えて行政が進める政策を円滑にサポートできるように」と、地域に生きる企業としての役割を果たす考えは創業以来変わらない。
自身も30年前に入社し、技術者として会社の屋台骨を支えてきた安藝 浩資社長。
同時にエッセンシャルワーカーとして社会基盤を支える人材が育つ場も提供し続けたいと、その言葉には決意が滲む。
「徳島で学んだ専門知識を活かして全国で活躍できるような人材が育つ環境を作り、社員とともに会社も成長していきたい。新たに全国や海外でも活動することによって、徳島に新しい技術や考え方を取り入れる窓口になれたらと考えています」。
社内勉強会や技術発表会など若手にも手厚い成長機会と支援があり、互いに支えあう風土が根付く『ニタコンサルタント』。70年を越えて地域社会の課題解決に努めてきた企業の背骨を貫くのは、専門性を活かしながら自由にアイディアを発信できる社風に他ならない。
「手前味噌ですが働きやすい会社だと思います」と安藝社長が笑顔で語るとおり、新卒定着率も96.5%(2020~24年)と高い。