誰もが一度は通ったことのある、あの道路や大きな橋、よく目にする河川の堤防や水門。実はそれら多くの社会インフラ整備における調査・設計・計画・維持管理などを行っているのが、「ヨンコン」の愛称で親しまれている『四国建設コンサルタント』だ。
1962年に徳島で創業して以来、四国全域の社会資本整備に深く携わってきた。それは橋梁、道路・交通、河川・砂防、海岸・港湾、都市・地域計画など多岐にわたり、四国の快適な暮らしと安全を支える技術サービスを提供している。
現在工事が進む徳島東環状線も計画段階から携わっている。
徳島県民にとって馴染みの深い小鳴門大橋の建設もヨンコンが手がけた。
和食・土佐地区の床上浸水対策を目的とした堤防整備。
これまで国や県、地方自治体の大きなプロジェクトにも数多く関わり、確かな実績を重ねて厚い信頼を得てきたヨンコン。
現在は四国四県に拠点を構え、毎年200件以上の事業を推し進めているという。その成長を支えるのは、創業から長い実務経験で培った知識や知見、ノウハウと技術力を新たな世代に継承してきた企業の変わらぬ体制だ。
若手社員のスキルアップに欠かせない「技術士」や「RCCM」などの資格取得に向けた勉強会の実施もその一つ。業務の一環として行われ、ベテラン社員や資格を取得したばかりの若手社員が講師を務めることで相互に研鑽を積んでいる。
現在は社員195名のうち20代が50名以上在籍し、社員同士が連携しながらチャレンジ精神を養う環境も若い力を育む原動力となっている。
社内で実施されている勉強会の風景。
建設コンサルタント業務で求められる資格取得をバックアップする体制が整っている。
「大学生活を過ごすうちに好きになって、徳島で就職したいと考えるようになりました」と話すのは、水工・環境部に所属する長谷川 真之さん(28歳)。仕事に励むうえで根幹にあるのは、故郷の和歌山県で中学時代に経験した洪水被害だ。
「紀伊半島で大規模な水災害が発生し、床上・床下浸水や断水等の被害をうけました。そうした被害を防ぎたいと大学では防災の研究を行い、卒業後も安全な暮らしを守る仕事に就きたいと思ってヨンコンのインターンシップに参加したんです」。
その時に先輩社員たちから温かい対応を受けたことが入社希望の決め手となり、今は主に河川堤防の設計に携わっているという。
「目に見えない水の流れを計算するのが面白くて、見えないものをカタチにすることが一番のやりがい」。そう語る長谷川さんの表情には充実感が溢れていた。
河川関連構造物の計画・設計に日々励む入社4年目の長谷川 真之さん。
自らの原体験が今の仕事に繋がっている。
同じくインターンシップが入社の契機になったという入社3年目の橋本 こころさん(25歳)。愛媛県の大学に進学し、地元に帰って就職したいと思ったタイミングで参加した。
「インターンシップで手がけている事業規模の大きさを知り、自分もやってみたいなと。先輩方が優しく接してくれたこともあって、ここで働きたいと思いました」。
今は大きな橋を設計することにやりがいを感じながら、以前はできなかったことが日々できるようになって、自らの成長を感じられることが嬉しいという。
「自分の設計した橋が今後完成した時、どんな感動を味わえるのかが楽しみです」。
長い時間を費やして何度もチャレンジしたその先にある達成感が、彼女のモチベーションになっている。
橋梁・構造部で橋の設計を担う入社3年目の橋本こころさん。「入社して良かった」と話す底抜けの笑顔が充実した日々を物語っている。
道路・計画部に所属する塩田高大さん(27歳)は、四国横断道や徳島県道など現在工事が進む新設道路の設計に携わってきた。
こちらもインターンシップの際に「長く働くならこの会社だ」と直感し、今はヨンコンの期待のホープとして地元の発展に尽力している。
入社当初、思うように仕事が進まず、「何をどう進めればいいのか要領をつかめず、正直不安な日々もありました。でも、そのたびに周りの上司や先輩がしっかりサポートしてくれて、忙しい中でも親身になって助けてくれました。
そのおかげで一つひとつ経験を積み重ねることができ、今では仕事を任せてもらえる立場になれました」と笑顔で振り返る。今は自分が設計して完成した道路を、インターネットの地図で見るのが楽しみだという。
今は技術士の資格取得に向けて日々勉強にも励む入社6年目の塩田高大さん。
活き活きと働くことができる職場環境の土台には、部署や年齢を越えて社員同士が支えあう風通しの良い企業風土があると話す3人。
研修旅行や家族パーティー・BBQなどのレクリエーション行事でも、楽しみながら気軽にコミュニケ―ションを深めているという。
会社や仲間からの温かいエールを受けて、自らの仕事を新しい地図に刻む。ヨンコンの次世代を担う若い力が設計するのは、四国の未来のカタチそのものだ。
年に一度の研修旅行や、家族が参加するレクリエーション行事も開催。意見の共有や先輩に気軽に相談できる場として、明るく活気のある雰囲気の醸成に繋がっている。